目次
Installing Memcached on RedHat or CentOS
Linux(RedHat or CentOS)上でMemcachedサーバーを導入する手順を紹介する。
phpからの利用できるための方法も説明する。
大まかな手順は次のとおりである。
- CentOS/RedHat Versionの確認
- architectureの確認
- RPMサーバー追加
- memcachedパッケージダウンロード
- PECLコマンドでインストール
- php.ini修正
- 動作確認
では、順番を追って説明する。
Check Current Environment
memcachedパッケージをインストールするためには、RPMサーバーを追加する必要がある。 その準備段階として、自分の環境のOSとarchitecutre(32/64bit)を確認する。
OSバージョンを確認する為、次のコマンドを打ってみる。
$ cat /etc/redhat-release CentOS release 5.3 (Final)
次はマシンのarchitectureを確認する。32bitの場合の例を次に示す。
$ uname -a Linux server1.example.com 2.6.18-92.1.13.el5 #1 SMP Wed Sep 24 19:33:52 EDT 2008 i686 i686 i386 GNU/Linux
64bit環境なら
$ uname -a Linux server.example.com 2.6.18-53.1.21.el5 #1 SMP Tue May 20 09:35:07 EDT 2008 x86_64 x86_64 x86_64 GNU/Linux
のような結果が返ってくる。
Add RPM server for memcached
では自分の環境(OSとarchitecture)に合うrpmサーバーを追加してみる。
rpmサーバーのリストはB2. How to configure to use RPMforge ?にあるので、間違いないように確認してから次のコマンドを実行する。
Red Hat Enterprise Linux 5 / i386の場合を次に示す。
rpm -Uhv http://apt.sw.be/redhat/el5/en/i386/rpmforge/RPMS/ rpmforge-release-0.3.6-1.el5.rf.i386.rpm
ダウンロードできたら、memcachedのパッケージをインストールしてみよう。
$ yum install memcached
これで、インストールは終了であるが、このままではphpからはアクセスはできない。
なので、次にPHPからアクセスするための手順を説明する。
PECL install
phpからアクセスできるようにするための方法は簡単である。 次のようにPECLのコマンドで実行するだけだ。
$ pecl install memcache
もし、コマンドがみつからないというメッセージが出たら、phpのインストール時にPEARをインストール
してあるか確認する。
確認は次のコマンドでできる。
$ php -i | grep pear
もし、インストールされなかった場合は、PEARを先にインストールする。
$ wget http://pear.php.net/go-pear -O go-pear.php $ php go-pear.php
二行目のコマンドを実行すると次のような設定を聞かれるので、自分の環境に合わせて設定を変えてインストールする。
php go-pear.php
Welcome to go-pear!
Go-pear will install the 'pear' command and all the files needed by
it. This command is your tool for PEAR installation and maintenance.
Go-pear also lets you download and install the PEAR packages bundled
with PHP: MDB2.
If you wish to abort, press Control-C now, or press Enter to continue:
HTTP proxy (http://user:password@proxy.myhost.com:port), or Enter for none:: http://my-proxy-server.com:80
Below is a suggested file layout for your new PEAR installation. To
change individual locations, type the number in front of the
directory. Type 'all' to change all of them or simply press Enter to
accept these locations.
1. Installation prefix : /usr
2. Binaries directory : $prefix/bin
3. PHP code directory ($php_dir) : $prefix/share/pear
4. Documentation base directory : $php_dir/docs
5. Data base directory : $php_dir/data
6. Tests base directory : $php_dir/tests
7. Temporary files directory : $prefix/temp
1-7, 'all' or Enter to continue:
modify php.ini
次はmemcacheモジュールをphp.ini(/etc/php.ini)へ追加する。 ちなみに、memcache.soモジュールはmemcachedパッケージをインストールする際、自動的に ($php_dir/modules)にコピーされる。
extension=memcache.so
test
うまくインストールできたのか確認してみる。 memcachedサーバーは次のコマンドで起動する。
$ /etc/init.d/memcached start
起動したら、プロセスを確認する。
$ ps -e | grep memcached
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