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How to use port 80 instead of default 9080
Wepsphereはdefaultで9080portでリクエストを受け付けています1)。
つまり、http://ホスト名:9080/WebContextRoot/でアクセスができることです。
ではポート番号なしで(port80)アクセスするためには、どうすればいいのでしょうか?
これから、その説明をして行きましょう。
plugin-cfg.xml
Application Server は、デフォルトで plugin-cfg.xml ファイルを生成します。 構成ファイルは、Web サーバーのアプリケーション、Application Server、クラスター、および HTTP ポートを識別します。 Web サーバーは、このファイルを使用して、さまざまな Application Servers 上のデプロイされたアプリケーションにアクセスすることができます。 要するに、plugin-cfg.xmlファイルでApplicationへアクセスするための設定がなされていることです。 プラグイン構成ファイルは、デフォルトで ${plugins_root}/config/${web_server_name} ディレクトリーにインストールされます。 たとえば、Linux環境だと
/opt/IBM/IHS/Plugins/config/webserver1/plugin-cfg.xml
になります。 Windows環境だと
C:\IBM\SDP70\IHS\Plugins\config\webserver1\plugin-cfg.xml
のようになります。
では、plugin-cfg.xmlファイルの中で、port80のリクエストを9080へリダイレクトさせる部分を見てみましょう。
<UriGroup Name="default_host_server1_147-N063Node01_Cluster_URIs"> <Uri AffinityCookie="JSESSIONID" AffinityURLIdentifier="jsessionid" Name="/ivt/*"/> <Uri AffinityCookie="JSESSIONID" AffinityURLIdentifier="jsessionid" Name="/UTC/*"/> <Uri AffinityCookie="JSESSIONID" AffinityURLIdentifier="jsessionid" Name="/sampleweb/*"/> <Uri AffinityCookie="JSESSIONID" AffinityURLIdentifier="jsessionid" Name="/YourWebAppContext/*"/> </UriGroup>
最後の行があなたのアプリへのリダイレクトを指定している部分です。
このファイルはサーバーのprofileを作成すると自動生成されます。
ただし、自動生成されるとアプリをディプロイーする度に、リダイレクト設定が消えてしまうので、自動生成しないようにする必要があります。
詳しいのは下で説明します。
plugin-cfg.xmlの自動生成
プラグイン構成サービスが使用可能になっている場合、以下の場合に Web サーバーに対してプラグイン構成ファイルが自動生成されます。
- WebSphere Application Server 管理者が新しい Web サーバーを定義する場合。
- アプリケーションを Application Server 上でデプロイする場合。
- アプリケーションがアンインストールされている場合。
- 仮想ホスト定義が更新および保管される場合。
デフォルトでは、このフィールドにはチェックされているので、ポートリダイレクト設定が消えないようにする為には、チェックを外す必要があります。 その設定例を以下に示します。
因みに、「プラグイン構成ファイルの自動伝搬」のオプションについて説明します。
「プラグイン構成ファイルの自動伝搬」がチェックされている場合、WASはプラグイン構成ファイルが変更されると、
WASはWebサーバーへプラグイン構成ファイルを伝搬(コピー)します。
この時に伝搬先として、“プラグイン構成ディレクトリーおよびファイル名”が使用されます。
リモート Web サーバーの場合、Application Server がインストールされているローカル・ディレクトリーからリモート・マシンにファイルをコピーする必要があります。
これは、プラグイン構成ファイルの伝搬として知られています。
Web サーバーに IBM® HTTP Server V6.1 を使用する場合、ファイルを伝搬するための作業 HTTP トランスポート・メカニズムがあるときは、
WebSphere® Application Server はプラグイン構成ファイルをリモート・マシンに自動的に伝搬することができます。
IHS起動時のみplugin-cfgを読み込む設定について
プラグインはファイルをチェックして、プラグイン構成が最後にロードされてから変更が行われたかどうかを調べます。
上の画像で「構成最新表示間隔」の項目があります。ディフォルトは60秒です。
ですので、このパラメーターを0に設定すれば、IHSの起動時のみに読み込んでその後は読み込まなくなります。
httpd.conf
念のため、Webサーバーのhttpd.confファイルでちゃんとplugin-cfg.xmlの位置を指定しているか確認します。 コードの一部を次に示します。
LoadModule was_ap20_module /opt/IBM/IHS/Plugins/bin/32bits/mod_was_ap20_http.so WebSpherePluginConfig /opt/IBM/IHS/Plugins/config/webserver1/plugin-cfg.xml